刑務所なう。

musyo

今回も少し古い本になってしまいますが、堀江貴文さんの、『刑務所なう。』を読みました。堀江さんは一時期刑務所に収監されていた時期があって、その間刑務所に面会に来ている編集者Sさんを通じて刑務所内での様子をメルマガで発信していたようです。この発想がとにかく凄い… 刑務所での生活をここまで事細かに外部の人に発信し続けたのは、おそらく後にも先にもこのお方ぐらいでしょう。

刑務所にいても腐らない、メンタル力!

刑務所という場所に良いイメージを持っている人はおそらくいないでしょう。現に自由な時間は限られているし、読める書籍や雑誌にも制限があるし、何よりインターネットが使えないし、ごくごく限られた時間にしか他人と会話することも許されないのだそうです。しかし、堀江さんは、そんな環境の中でも、限られた資源(面会者の方が差し入れてくれる書籍、雑誌、新聞等)を有効に活用し、刑務所の中でも情報弱者にはなるまいと、精一杯情報収集に努めていました。本当に限られたごくわずかな自由時間を活用してメルマガに書く内容を手紙にまとめていたようです。これはもう何ていうか本当に感心するしかありません。この本の中に、世の中で起きた出来事に対して堀江さんが意見を述べているコーナーもあったのですが、恥ずかしながらシャバにいる私なんかよりよっぽど世の中の出来事を把握していらっしゃいました… これはおおいに反省しなくてはなりません。「時間がない」「余裕がない」というのは結局言い訳なんだなというのを痛感しました。何しろ現に堀江さんは刑務所のような不自由な場所にいても、これだけの情報収集とメルマガの執筆をこなしておられたわけですから、普通に生活している我々にその言い訳は通用しないでしょう…。

意外に豪華な(?)刑務所の食事

刑務所の食事というと、私は正直人間が食えるような代物ではないようなものを食べさせられているのかと勝手に想像していたのですが、この本にその日刑務所で出された食事のメニューなんかも載っていました。メンチカツ、ビーフシチューといったなかなか良いもの食べさせてもらっているなという印象でした。(笑) 確か1日の食費は1人あたり3~400円ほどに設定されているそうです。本当にそんな安い金額でこんな良いものが食べれるのか?と思ってしまうほどです。余談ですが、私の普段の食事よりはるかに良いもの食べていると思います。(笑) 堀江さんがいた長野刑務所は飯が美味いことで有名なのもあるのかも知れませんが… とはいえ、犯罪者たちがこんな良い食生活をしているのはどうなのか?とも思ってしまう…(冤罪の方とかは別として)

刑務所の生活って老人ホームと似てるかも…

さて、介護士の私の視点からこの本を読むと、どことなく、刑務所の人たちの生活って老人ホームの利用者さんの生活と近いものを感じるなと思ってしまいました。毎日決められた時間に起床、就寝させられ、自由な活動ができる時間がほとんどない。食事も毎日決められたメニューで、自分の好きなものが食べられるわけではない。欲しいものや日用品、書籍なんかも面会で来る家族に持ってきてもらうか、買い物代行で注文するしかない。いろんな面で老人ホームとの共通点を感じてしまいました。(笑) むしろ毎日「運動の時間」というものがあって外の空気を吸うことが許されているぶん刑務所の囚人のほうが恵まれている部分もあるくらいです… こんなことで良いのだろうか?日本の老人ホーム… 皮肉なことに、最近では刑務所に入る高齢者が増えているというニュースもよく耳にします。

 

本全体としても、日記のような形式で書かれていて非常に読みやすかったです。ちょっと古い本なので、時事ネタとかはちょっと前のものになってはいますが、今読んでも十分楽しめる本かと思います。面白かったです!

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